ゆとり文系女子がIT企業に就職して1年になりました

15卒の文系女子がプログラマーとして働く日常

ゆとられたくてゆとったわけじゃない

こんにちは、佐藤です。

まだまだ理解してもらえないですね、「ゆとり」ってやつは。わたしはゆとり世代ど真ん中です。でも円周率は3.14でしたよ。でも台形の面積の公式は覚えたかなあ、って感じです。
さて、「これだからゆとりは」ってよく聞くセリフみたいですが、ほんとゆとり教育を取り入れた人は若い物を十把一絡げにして蔑む言葉をよくも作ってくれました。まあなんですかね、「最近の若いもんは」より納得させるのに力のいらない言葉ですよね。詰め込み教育があまりに厳しくて「落ちこぼれ」が救われない教育だったからみんな足並み揃えて仲良くやりましょうってことだったんでしょうけど本当に緩めるところ勘違いしてたんでしょうね。「自分で考える力をつける」とか「ナンバーワンよりオンリーワン」、道徳や総合の時間が大切、競わなくていいみんなで高めあって行きましょう〜みたいな教育。結構じゃないですかね。それで出来上がったのが言うこと聞かない向上心のない協調性のない人間だったんだから仕方ない。でもこれは全部裏返しで「言うこと聞かない=自分で考えて行動する」「向上心がない=競争心がない(みんなと同じがいい)」「協調性がない=他人は関係ない自分の生きたいように生きる」ってことなのでは。ゆとり教育が理想とした人間が出来上がってるじゃん。ゆとりは何も考えてないって言われるけどそんなの上の世代も同じでしょ。ひきこもりだってニートだってどの世代にも一定数いる。どの時代になっても「老害」って言われる人たちがいるように「ゆとり世代」だからどうこうって話じゃない。
そういう考え方で教育されたんだから仕方ないじゃん。
ゆとりは権利ばっかり主張して義務を果たさない、ってよく聞くけど本当かなあ。その義務に当たるのがお金にならない奉仕だったり無駄な上下関係だったりすることが多い気がする。そりゃ理不尽だと思いながら盲目的に従ってきた世代とは違うに決まってる。単純に扱いにくい人間が増えちゃったのが気に食わないだけでしょうが。仕事への価値観もたしかに全然違うと思う。バブル期を知っていて景気のいい時代に生きてた人は頑張ったら業績は上がるし収入も増えて生活が潤うって体感してるからそのポテンシャルで働けるんだろうけどさ、平成生まれには無理だよ。自分を犠牲にして働いたって給料が上がることなんてほとんどないんだから。愛社精神なんて以ての外でしょう。私と会社の関係は雇われてる雇ってる、働く代償にお金を貰ってる。それだけ。仕事にはお金以外の何ものも求めてない。もちろん資格を取って自分のスキルを磨く人も沢山いるし、自分の仕事が好きって人も勿論いる。でもそんなの本当に一握り、っていうか一つまみレベルの人しかいないと思う。
ゆとり教育」で培った考え方を社会に出て否定されたらこっちはたまったもんじゃないよ、本当に。言わせてくれ、ゆとられたくてゆとったわけじゃないんだって。
綺麗事ばかり並べたゆとり教育が否定されてまた学ぶ範囲がそれぞれの科目で増えるらしいけど今度はまた非行が増えないといいね。結局繰り返しになるだけだと予想はつくけどね。

ただ「教育」だけは「失敗」と「成功」で区切っちゃいけないことだと思う。